古物商の許可に関して、「利益が出ないのであれば許可は不要!」
こうした声を耳にすることがありますが、皆さんはどう思われますか?
利益が無ければ許可は不要?
古物商の許可は利益が無ければ許可は不要なのでしょうか?
早速結論を発表します。
「もちろん、必要です!」
無許可営業には罰則がありますから、ご注意ください。
利益が無くても許可が必要な理由をこれから解説していきます。
古物商許可が必要な理由
まず、古物商許可の目的は、簡単にいうと盗品の売買防止です。
インターネットのオークションサイトなどで購入する場合を想像してみてください。
もちろん、きちんとした品物を販売している方が多いのですが、中には粗悪品を扱っている人もいます。
私は以前、ネットで中古本を購入したことがあります。
販売者の評価では、程度は最高ランクだったので不安もなく注文したのですが、
届いてビックリ。
袋を開けた途端、タバコ臭・・・。
本は黄ばみ、ご丁寧に染みまで付いていました・・・。
匂いだけでも取りたくて色々試しましたが、結局時間も無駄に。
あれ以来、ネットでの古本購入はやめました。(笑)
話がずれましたが、中古品を販売する人が誰からどのように仕入れをしているかまで私たちは把握することはできません。
中古ショップやオークションサイト等で販売されているものは、一度市場で取引されたことのあるものなのです。
つまり、一般的なスーパーやデパート等の仕入れとは異なり、盗品が紛れているリスクが高いのです。
盗品のリスクがある以上、古物商の許可は必要になるのです。
まとめ
古物商の許可は、盗品の売買防止を目的としています。
一般的なスーパーやデパート等の仕入れと異なり、盗品を扱うリスクが高いので、古物商の許可が必要になります。
利益の有無は許可の取得要件には関係はありません。
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